
年始の大切な儀式、修正会とは?
- 修正会一年の始まりを祝う仏教行事多くの人が初詣を楽しむ1月1日から7日までの間、仏教寺院では「修正会(しゅしょうえ)」と呼ばれる重要な法要が執り行われます。これは、新年を仏様とともに迎え、一年間の安寧と人々の幸せを祈願する、厳粛でありながら希望に満ちた行事です。私たちにとって身近な初詣は、実はこの修正会と深い関わりがあります。寺院では修正会の間、仏様への感謝の気持ちを込めてお経を読み上げ、新たな年の誓いを立てます。そして、人々はこの期間に寺院を訪れ、仏様に手を合わせ、家内安全や無病息災などを祈願します。初詣は単に神社仏閣に参拝するだけでなく、この修正会に参加することで、より一層、新年への希望と決意を新たにする機会となるでしょう。静寂な寺院で手を合わせ、厳かな雰囲気の中で一年の計を立てることは、慌ただしい年末年始に心を落ち着かせ、新たな気持ちで一年を始めるための貴重な時間となるはずです。