
葬儀の焼香、その順番と意味とは
- 焼香の作法故人への想いを込めて葬儀に参列する際に必ずと言っていいほど行う焼香は、故人との最後の別れを告げ、冥福を祈る大切な儀式です。焼香台を前にした厳粛な雰囲気の中で、姿勢を正し、心を込めて焼香を行いましょう。焼香の作法は宗派によって細かな違いがありますが、一般的な流れは次の通りです。まず、焼香台に向かって左側にある遺族・親族席の前に進み出て一礼します。その後、焼香台の前まで進み、再度一礼をしてから焼香を行います。焼香を行う際は、数珠を左手に持ち替え、右手で香をつまみます。この時、香をつまむ量は宗派や地域によって異なりますが、一般的には親指と人差し指、もしくは親指と二本の指で軽くつまむ程度で十分です。つまんだ香は、額の高さまで上げてから静かに香炉に落とします。香を落としたら、合掌し、故人を偲びながら静かに祈りを捧げます。深い一礼をして焼香台を離れ、自分の席に戻りましょう。焼香は、形式的なものではなく、故人への感謝の気持ちや安らかな眠りを願う心を込めて行うことが大切です。静かに心を込めて、最後の別れを告げましょう。