
三十五日目に行う「五七日忌」と墓石建立の関係
- 五七日忌とは五七日忌とは、故人がこの世を去ってから35日目に行う法要のことを指します。一般的には「三十五日」や「三十五日忌」と呼ばれることも多いですが、仏教の世界では「五七日(ごしちにち)」、すなわち七日ごとのサイクルで故人の死後を捉えるため、「五七日忌」と表現されます。また、「小練忌(しょうれんき)」という別名も持っています。仏教の教えでは、人は亡くなると「三途の川」を渡り、7日目ごとに生前の行いを審判される、とされています。そして、五七日忌にあたる35日目には、閻魔大王を含む十人の王による最終審判が行われ、故人の来世が決まると考えられています。つまり五七日忌は、故人が生前の行いによって裁きを受ける最後の節目であり、その後は極楽浄土への往生を願い、冥福を祈る重要な法要となるのです。