
お墓の高級感を演出する「銀杏面加工」
お墓を選ぶ際、多くの方は墓石のデザインや石材の種類に目が行きがちです。しかし、墓石全体を支え、安定感を保つ土台部分にも目を向けてみてください。土台の加工方法によって、お墓全体の印象は大きく変わります。土台は、大きく分けて「巻石タイプ」と「芝台タイプ」の二つに分けられます。巻石タイプは、墓石の周りを石で囲む伝統的な様式です。周囲を石で囲むことで、雑草の侵入を防ぎやすく、管理の手間がかかりにくいという利点があります。また、重厚感があり、格式高い印象を与えるため、古くから多くの墓地に用いられています。一方、芝台タイプは、土台部分に芝生を植える、近年人気が高まっている様式です。石の面積が少なく、緑が多いことから、明るく開放的な印象を与えます。自然と調調和した、穏やかな雰囲気の墓地を希望される方に適しています。土台の加工は、デザインや機能性だけでなく、お墓の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。墓石を選ぶ際には、石材やデザインだけでなく、土台部分にも注目し、故人や家族の想いに合った、最適なものを選んでいきましょう。