
故人を偲び感謝を捧げる報恩講
- 報恩講とは浄土真宗にとって最も大切な法要である報恩講は、宗祖である親鸞聖人の命日、旧暦11月28日を期して執り行われます。宗派や地域によって期間は多少前後しますが、おおむね7日間から8日間かけて、仏教の教えを説く法話や読経などが行われます。この法要は、親鸞聖人が示してくださった仏の教えに出遇えたことへの感謝の気持ちを込めて行われます。 私たち凡夫は、阿弥陀如来の本願力によってのみ救われるという教えは、親鸞聖人が生涯をかけて私たちに伝えてくださった、この上なく尊いものです。報恩講は、その教えを改めて心に深く刻み、親鸞聖人への恩に報いるとともに、共に仏の道を歩む人々との絆を深めるための貴重な機会となっています。