
お墓の顔!敷石とその役割
- 敷石とはお墓参りに行くと、墓石の周りや通路に敷き詰められた石をよく目にしますよね。この石の一つひとつに実は名前があり、役割も異なります。今回は、その中でもお墓の顔とも言える「敷石」について詳しく解説していきます。敷石とは、お墓の一番下の土台となる部分に設置される、長方形の石のことです。お墓の入り口から墓石に向かって、まるで故人を導くかのように、まっすぐに伸びています。この敷石があることで、お墓全体が安定し、雑草が生えにくくなるなど、お墓を長く美しく保つための重要な役割を担っています。従来の日本の伝統的なお墓では、墓石を中心に、比較的小さな面積に敷石が設置されることが一般的でした。しかし、近年では西洋風のモダンなデザインのお墓が増えてきており、それに伴い敷石の面積も広くなる傾向にあります。特に、洋型の墓石は、和型の墓石に比べて背が低く、横幅が広いものが多いため、敷石の面積を広くとることで、全体のバランスを美しく見せる効果があります。敷石は、お墓の見た目を左右するだけでなく、お墓を支えるという重要な役割も担っています。お墓を建てる際には、敷石の素材やデザインにもこだわって、故人を偲ぶのにふさわしい、風格のあるお墓作りを目指しましょう。