
七回忌:故人を偲び、冥福を祈る大切な法要
- 七回忌とは人がこの世を去ってから、年月の流れは早くも六年目を迎えようとしています。この節目の年に行われるのが七回忌です。仏教の教えでは、故人が亡くなってから七日ごとに追善供養を営み、冥福を祈ります。そして、七日目の忌明け、つまり四十九日を過ぎた後、最初に訪れる大きな節目が七回忌なのです。七回忌は、故人が亡くなった日の満六年目の命日に行います。この日には、親族や親しかった友人を招き、僧侶にお経をあげていただき、共に故人を偲びます。また、故人の思い出を語り合い、生前の感謝の気持ちを改めて捧げる大切な機会でもあります。かつては、七回忌を目安に墓石を建てることが多かったようです。現代では、様々な事情で、必ずしもこの日に合わせて墓石を建てるわけではありませんが、七回忌は、故人を偲び、その冥福を祈る大切な法要として、今もなお受け継がれています。