
墓石と「才」の関係
お墓を建てる際に、石材店のカタログや見積書などで「才」という単位を見かけることがあるかと思います。「才」は、墓石の体積を表す単位です。現代では、長さを表す単位としてメートルやセンチメートルが一般的ですが、石材業界では、尺貫法という昔の日本で使われていた単位系が今もなお根強く残っています。「才」も尺貫法に基づく単位の一つで、主に木材や石材の体積を表す際に使われてきました。少し具体的に説明すると、1才は、1尺(約30cm)×1尺(約30cm)×1尺(約30cm)の立方体の体積に相当します。つまり、約27リットルの体積です。墓石は、この「才」数に石の種類に応じた単価を掛けて価格が計算されます。メートル法に馴染みのある方にとっては、「才」という単位は分かりにくいかもしれません。しかし、墓石を選ぶ際には、石の種類やデザインだけでなく、体積を表す「才」数にも注目することで、より適切な選択をすることができます。