寸法

墓石

墓石と「才」の関係

お墓を建てる際に、石材店のカタログや見積書などで「才」という単位を見かけることがあるかと思います。「才」は、墓石の体積を表す単位です。現代では、長さを表す単位としてメートルやセンチメートルが一般的ですが、石材業界では、尺貫法という昔の日本で使われていた単位系が今もなお根強く残っています。「才」も尺貫法に基づく単位の一つで、主に木材や石材の体積を表す際に使われてきました。少し具体的に説明すると、1才は、1尺(約30cm)×1尺(約30cm)×1尺(約30cm)の立方体の体積に相当します。つまり、約27リットルの体積です。墓石は、この「才」数に石の種類に応じた単価を掛けて価格が計算されます。メートル法に馴染みのある方にとっては、「才」という単位は分かりにくいかもしれません。しかし、墓石を選ぶ際には、石の種類やデザインだけでなく、体積を表す「才」数にも注目することで、より適切な選択をすることができます。
墓石

お墓の「寸」って?:尺寸でわかるお墓の大きさ

お墓の資料や石材店の方の説明で、「尺(しゃく)」や「寸(すん)」という言葉を耳にすることがあるでしょう。これは、日本の伝統的な長さの単位である「尺貫法」が使われているためです。メートル法に慣れた私たちには、少しわかりにくいかもしれません。お墓で使われる尺貫法は、主に墓石の大きさや区画の広さを表す際に用いられます。例えば、墓石の高さは「三尺五寸」、区画の広さは「一坪(六尺四方)」などと表現されます。一尺は約30.3cm、一寸は約3.03cmで、メートル法に換算すると、三尺五寸は約106cm、一坪は約3.3平方メートルになります。尺貫法は、メートル法に比べて数字が小さく扱いやすいというメリットがあります。また、日本の伝統的な建築様式や文化と密接に関係しており、お墓の設計や施工にもその影響が見られます。お墓の寸法を理解する上で、尺貫法の基本的な知識を持っていると、石材店との打ち合わせや設計図面の確認がスムーズに進むでしょう。
PR
タイトルとURLをコピーしました