家系図

仏壇・仏具

家系を繋ぐ大切な記録:過去帳

- 過去帳とは過去帳とは、仏教の教えに基づき、亡くなった方の戒名(法名)、生前の名前、亡くなった日付などを記し、その家系のご先祖様を記録した帳面のことです。 仏壇の脇などに大切に保管されていることが多く、一家に一冊は必ずあると言っても過言ではありません。この過去帳には、単なる記録以上の大切な役割 があります。それは、私たちの子孫と、亡くなったご先祖様を繋ぐ役割 です。過去帳を開き、記された名前を目にすることで、ご先祖様を近くに感じ、その存在を改めて意識することができます。そして、手を合わせ、感謝の気持ちを捧げることで、ご先祖様と心の繋がりを育む ことへと繋がっていくのです。過去帳は、命の尊さ、家族の繋がりを教えてくれる、大切な仏具 と言えるでしょう。
相続

受け継ぐということ-祭祀財産のゆくえ-

- 目に見えない財産、祭祀財産とは「祭祀財産」という言葉をご存知でしょうか? これは、家系図、ご位牌、仏壇仏具、お墓など、先祖代々受け継がれてきたものを指します。家や車といった財産とは異なり、祭祀財産は目に見える形はあっても、それを売却して利益を得ることは通常想定されていません。むしろ、維持・管理していくためには、費用や労力がかかります。お墓であれば、管理費や清掃費用などが発生しますし、仏壇仏具も定期的な修理や買い替えが必要になることがあります。また、お盆やお彼岸、命日には、お供え物やお花を準備するなど、伝統的な儀式を行うための費用も必要となります。このような維持・管理にかかる費用や労力、そして受け継ぐこと自体を負担に感じる人が、現代では少なくありません。 核家族化や少子化が進み、従来の伝統的な家族形態が変化していることや、生活様式の変化によって、祭祀に対する意識も多様化していることが背景として考えられます。しかし、祭祀財産は、単なる「もの」ではありません。そこには、ご先祖様を敬い、その命と歴史を語り継いでいくという、大切な意味が込められています。 受け継ぐかどうかは、それぞれの家庭の考え方や状況によって異なりますが、まずは祭祀財産について、その意味や価値について改めて考えてみることも大切です。
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