
お墓の雰囲気を左右する?意外と知らない風呂敷台の役割
お墓参りに行くと、お墓の横に石でできた台を見かけることがありますよね。これは風呂敷台と呼ばれ、墓参に訪れた人が荷物や花束を一時的に置いたり、腰を掛けて休憩したりするために設置されています。墓石の種類やデザインは多様ですが、この風呂敷台も、お墓の広さや形に合わせて設置されるため、必ずしも設置されているわけではありません。しかし近年では、その利便性の高さから設置する方が増えています。お墓参りの際に、地面に直接荷物を置くのは気が引けますし、ご高齢の方であれば、長時間立っていることも大変です。特に、お墓参りは、草むしりや墓石の掃除など、何かとすることが多くあります。故人を偲び、ゆっくりと語りかけたいと思っても、足腰がつらいと、どうしてもそうした時間を持つことも難しくなってしまいます。風呂敷台があれば、荷物を置く場所にも困りませんし、疲れた時に少し腰を下ろして休むこともできます。故人を偲ぶ大切な時間を、より快適に過ごすことができるようになるのです。最近では、持ち運びができる折り畳み式の風呂敷台なども販売されています。お墓参りの機会が多い方や、高齢の方と一緒にお墓参りに行く際には、こうしたものを活用してみるのも良いかもしれません。