
12月8日は成道会:お釈迦様の悟りを偲ぶ日
- 成道会とは毎年12月8日は、仏教にとって大切な日、「成道会(じょうどうえ)」です。この日、仏教の開祖であるお釈迦様が、長い苦行の末に菩提樹の下で悟りを開き、「仏陀」となりました。「仏陀」とは「目覚めた者」という意味であり、私たち人間を含めたあらゆるものが、迷いや苦しみから解放されるための道を示した存在として、仏教徒から深く敬われています。成道会は、お釈迦様が悟りを開いたことをお祝いし、その教えを改めて心に刻む日です。寺院では、仏陀の像に甘茶をかける「灌仏会(かんぶつえ)」の儀式や、仏教の教えを説く法要が行われます。また、家庭では、お釈迦様を模した花まつりの時のように、甘茶を仏壇にお供えしたり、精進料理を食べるなどして、静かに過ごします。現代社会においても、成道会は、私たちが自身の内面と向き合い、真の幸福とは何かを考える、大切な機会を与えてくれます。慌ただしい日常の中で、一度立ち止まり、お釈迦様の教えに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。