
団体葬儀:故人を偲ぶ組織の想い
- 団体葬とは団体葬とは、故人が生前に所属していた会社や団体、組織などが主催となって執り行う葬儀のことです。故人が個人としてではなく、会社や団体に所属する一員として、その功績を称えられ、関係者一同で故人を偲び、冥福を祈る目的で行われます。一般的には、企業の創業者や社長、会長など、会社の発展に大きく貢献した人物が亡くなった際に執り行われることが多いですが、長年にわたり組織に貢献した従業員や組合員などが亡くなった場合にも行われます。団体葬の規模は実に様々です。ごく親しい関係者のみで執り行う小規模なものもあれば、関係企業や取引先、さらには一般の参列者も多数参加する大規模なものまであります。近年では、大規模な会場を借り切って盛大に執り行うケースは減りつつあり、故人と親交の深かった関係者だけで行う家族葬に近い形式も増えています。団体葬の場合、葬儀費用は基本的に主催である会社や団体が負担します。ただし、香典や供花は、個人で故人に贈る場合と同じように受け付けるのが一般的です。また、服装は、喪服が基本となりますが、団体葬の場合は、平服でお越しくださいと案内されることもあります。