十三回忌

法事

遠方忌:故人を偲ぶ心の旅路

- 遠方忌とは故人を偲び、冥福を祈る仏式の法要は、年忌法要と呼ばれ、亡くなってから一年目の祥月命日を皮切りに、節目ごとに営まれます。「遠方忌」とは、三十三回忌以降の年忌法要を指す言葉です。三十三回忌は、故人が迷いの世界から完全に解脱し、悟りの境地である「仏」になると信じられている重要な節目です。一般的には、三十三回忌以降は、四十回忌、五十回忌のように十回忌ごとに営まれます。五十回忌は、親族の中でも、故人と直接的な面識のある人が少なくなってくるとされています。そのため、五十回忌を区切りとして、以降の年忌法要を行わない場合もあります。遠方忌の営み方は、地域や宗派によって異なります。例えば、三十七回忌や五十七回忌など、地域や宗派独自の年忌法要を行う場合もあります。遠方忌は、故人を偲び、その教えを後世に伝えるとともに、残された家族や親族が繋がりを深めるための大切な機会です。近年では、形式にとらわれず、故人を偲ぶ気持ちを大切に、家族や親族だけで集まり、法要や食事会を営むケースも増えています。
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十三回忌:故人を偲び、静かに寄り添う時間

- 十三回忌とは故人が旅立ってから満12年目の命日に行われる法要、十三回忌。ご遺族や親しい人々が集い、故人を偲び、冥福を祈る大切な機会です。仏教の教えでは、人は亡くなると、7日ごとに異なる審判を受けるとされ、その期間は満7年、四十九日間続きます。そして、十三回忌は、この四十九日後の区切りとなる重要な年忌法要と位置付けられています。十三回忌は、故人が迷わずに成仏できたことを願い、感謝の気持ちを込めて行うとともに、遺された人々が故人の生前の教えを改めて心に刻む機会でもあります。ただし、地域や宗派によっては、十三回忌ではなく、七回忌をもって最後の年忌法要とする場合もあります。これは、地域や宗派によって、故人の魂の行き先や、供養の仕方に違いがあるためです。いずれにしても、十三回忌は、故人を偲び、その死と向き合う大切な機会です。ご遺族や親しい人々が集い、故人への想いを共有することで、心の平安と、未来へと進んでいく力を得ることができるでしょう。
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