
墓石に刻む?位牌の基礎知識
故人を偲ぶ大切な証である位牌は、亡くなった方の戒名や俗名、没年月日を記した木の板のことを指します。ご家族が毎日手を合わせる仏壇の一番奥にまつられることが多く、故人を偲び、供養するための大切な品です。位牌は、単なる故人の名前が書かれた板ではありません。毎日手を合わせることで、在りし日の思い出や温かな記憶が蘇り、故人との繋がりを感じることができる、心の拠り所となるものです。位牌には様々な種類があり、白木位牌や黒塗りの位牌、豪華な装飾が施されたものなど、宗派や地域、またご遺族の想いに合わせて選ばれます。位牌は、故人への感謝の気持ちを表し、その魂を近くに感じられる大切な存在といえるでしょう。