
故人を偲ぶ「偲ぶ会」とは
- 偲ぶ会とは人が亡くなった後、親族だけで火葬や葬儀を済ませた後、改めて故人と親交のあった人たちが集まり、思い出を語り合いながら故人を偲ぶ会のことを言います。 近年では、家族葬のように近親者のみで葬儀を行うケースが増加しており、その後、改めて故人と関わりの深かった人たちが集まる場として、偲ぶ会が選ばれることが多くなっています。従来の葬儀とは異なり、偲ぶ会には決まった形式はありません。 故人の好きだった音楽を流したり、思い出の写真や映像を鑑賞したり、参列者それぞれが故人との思い出を語り合ったりするなど、自由な形式で故人を偲ぶことができます。 また、会場もホテルやレストラン、公共施設など、故人や主催者の意向に沿って自由に選ぶことができます。服装に関しても、従来の葬儀のように喪服を着用する必要はありません。 平服で参列することが一般的ですが、主催者側から服装に関する指定がある場合は、それに従うようにしましょう。 香典や供花についても、辞退されるケースが多くなっています。 偲ぶ会は、故人を悼むとともに、生前の故人の功績や人柄を振り返り、参列者同士が故人との思い出を共有することで、心の整理をつけるための大切な機会となります。