インド産石材

- クンナムとはクンナムは、インドの南部で採掘される、世界最高峰の黒御影石として知られています。その最大の魅力は、他の黒御影石と比較しても圧倒的に深い、吸い込まれるような漆黒にあります。研磨すると鏡のような光沢を生み出し、高級感を漂わせます。クンナムがこのような漆黒になる理由は、石の内部に含まれる石英の含有量が極めて少ないためです。石英は光を反射する性質を持つため、含有量が多いほど白っぽく見えてしまいます。一方、クンナムは石英の含有量が非常に少ないため、光をほとんど反射せず、漆黒に見えるのです。この美しい黒色と、研磨によって生まれる鏡のような光沢から、クンナムは世界中で高級石材として愛されています。特に、高級墓石やモニュメント、建築物の内装材などに用いられることが多く、その重厚感と高級感は、見るものを圧倒する美しさを持っています。クンナムは、その希少性から、他の石材と比べて高価です。しかし、その価格に見合うだけの価値があると言えるでしょう。クンナムは、時を経てもその美しさを失わない、まさに「永遠の黒」と呼ぶにふさわしい石材です。